1998年4月 |
米国ワシントン州タコマ市の「Knight, Vale and Gregory 事務所」所属公認会計士チャールズ・ホフマン氏が財務情報の電子的報告にXML を応用する調査をはじめました。ホフマン氏は、財務諸表のプロトタイプの開発に着手しました。 |
1998年9月 |
ホフマン氏は、AICPA High Tech Task Force会長ウェイン・ハーディング氏に財務報告にXMLを使用することの意義を知らせ、ハーディング氏は、ホフマン氏に対して、AICPA High Tech Task ForceにXMLに関する説明を行うように依頼しました。AICPA High Tech Task Forceは、『ProductDescription』を作成して、AICPAがXMLを用いて財務諸表を試作することを提案しました。AICPAの職員である公認会計士キャリン・ウォーラー氏は、『Product Description』の作成に貢献しました。 |
1998年10月2日 |
ハーディング氏は、AICPA High Tech Task Forceの成果をAICPA 組織委員会に提出しました。このプレゼンテーションの結果として、AICPAは、XMLを用いて財務諸表を試作することを決定しました。 |
1998年12月31日 |
プロトタイプが完成。これはAICPAの資金により、ホフマン氏とErutech社マーク・ジュウェット氏により開発されました。XML Solutions社ジェフェリー・リッカー氏は、最初のプロトタイプに貢献しました。公認会計士事務所Knight, Vale and Gregoryは、最初のプロトタイプ開発費の50%を負担しました。 |
1999年1月15日 |
このプロトタイプがAICPAに説明されました。ハーディング氏とホフマン氏は、XMLが会計士という職業にとって重要であるということをAICPAに理解してもらうことに成功しました。AICPAは、XMLのビジネス・ケース、特にXMLベースの財務諸表を検討するために『ビジネス・プラン』の作成を要請しました。このプロジェクトに「XFRML」というコード・ネームがつけられました。 |
1999年6月15日 |
『ビジネス・プラン』の作成が完了しました。それは、独立公認会計士ホフマン氏、グレート・プレインズ社公認会計士ウェイン・ハーディング氏、Cohen Computer Consulting社公認会計士エリック・コーエン氏、AICPA情報技術ディレクターである公認会計士ルイス・マサーン氏によって作成されました。 |
1999年7月 |
ホフマン氏は、XFRML の実験的プロトタイプを作成し、AICPA 理事会は、XFRML に関する取り組みに予算をつけることを決定しました。 |
1999年8月 |
AICPAの他に12組織が直ちに XFRML運営委員会のメンバーとして参加しました。最初の運営委員会に参加したのは、AICPA, Arthur Andersen LLP, Deloitte & Touche LLP, e-content company, Ernst & Young LLP,FreeEDGAR.com, Inc.(現在のEdgar Online, Inc.), FRx SoftwareCorporation, Great Plains, KPMG LLP, Microsoft Corporation,PricewaterhouseCoopers LLP, The Woodburn Groupでした。AICPAは『ビジネス・プラン』の実施に着手し、XML 財務諸表の仕様を作成することを発表しました。 |
1999年10月 |
XMLベースの財務諸表の概念を検証するために10社の財務諸表が作成され、AICPAニューヨーク・オフィスにて、最初のXFRML運営委員会が開催されました。 |