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XBRL GLのモジュール構成
XBRL GLは会計上同じ概念を持つ共通部分と地域・慣習などの違いによる拡張部分から構成されています。
共通部分:Core |
国や地域、業種に依存しない共通モジュールです。 |
拡張部分:Add-on |
国や機能、業種などに依存するモジュールです。さらに5種類のモジュールに分類されます。
- (1)Advanced Business Concepts add-on:ビジネス用語モジュール
ビジネス上必要となる情報(住所、予算コード等)を定義した語彙をまとめたモジュールです。
- (2)Multicurrency add-on :複数通貨用モジュール
外国通貨を扱う場合に、為替レート等を設定するための語彙をまとめたモジュールです。
- (3)Advanced US/UK Accounting add-on:米国英国用別モジュール
必ずしも米国、英国に限った話ではないが、より高度な会計処理を行うために必要な語彙(元勘定から子勘定をトレースするために必要な情報など)を定義したモジュールです。
- (4)Tax and Audit File add-on:税金用モジュール
税金および税務監査のために必要な語彙を定義したモジュールです。
- (5)Summary Reporting add-on:集約報告用モジュール
集約報告(財務諸表等)との対応関係を定義するために必要な語彙を定義したモジュールです。
基本となるものは、Coreモジュールです。Coreモジュールをベースに、使いたい語彙を含んでいるモジュールの組み合わせを選択して利用します。現在、国際標準では、8種類の組み合わせが標準のタクソノミとして公開されています。組み合わせを変更する場合には、GL作業部会への変更依頼が必要となります。
また、英語だけでなく日本語・ポルトガル語(ブラジル)・中国語・イタリア語・スペイン語・フィンランド語・フランス語・トルコ語といった多言語のラベルが用意されており、データ交換を国際的に行う場合に便利になるようになっています。
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