コンソーシアム活動のメリット

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世のため、人のために働きたい

日々会社の業績や、株主の要求に応えることに頭を悩ませながら、仕事に没頭している自分を発見して、心の平衡感覚を取り戻したいと思うときがないだろうか。

コンソーシアム活動に参加するという行為は、ボランティア活動と商行為が程よくミックスされた実に愉快な活動である。あるときは、自分の会社のためにコンソーシアムメンバーである顧客企業と商談を行い、次の瞬間には、同業他社と日本の将来を憂い、競争力を確保するにはどうすべきかを語らう。

コンソーシアム活動は、ビジネスマンであり、日本人である我々の多様な欲求を満たす「場」を提供してくれる。「会社のためだけではなく、世のため、人のためになる仕事がしたい」という欲求を心地よく刺激し、「日本に変革を!」と叫ぶ革命家精神を満たし、自分の会社の成長にも貢献しながら、人によって異なるバランスを調整し、心の平安を取り戻させてくれるのだ。(「一体僕の所属はどこなのか」と悩む人を見かけることもあるが・・・。)

XBRLは、標準化活動の中でもっとも成功した活動と評されることがある。

なぜ、XBRLはここまで来たのか。

その成功要因を挙げるとすれば、国境と、単一の業界の交際範囲を超えて集う人々によって多様なモチベーションが供給されるからだろう。

そして、たぶんXBRL活動に参加している誰もが、こう感じているに違いない。

「それが僕には楽しかったから」

これは、リナックスの開発者である、リーナス・トーパルズが、プロジェクトに関与した理由を尋ねられたときの答えと同じである。

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