会員からのメッセージ

エルトンジョンの名曲に「Good-bye Yellow Brick Road」があります。私が初めて参加したXBRLの国際会議で、ある方が、「Yellow Brick Road to XBRL」と題して、これから彼が取組もうとしている巨大で、そして困難なプロジェクトについて報告をしました。
マイクロフォンが不調だったため、大きなホールの中央に立った長身の彼が、肉声を張り上げて、語りかけるその内容に、聴衆は魅了されました。私は、肌に粟粒が立つくらい、感動し、そしてこの技術の持つ可能性にひきつけられていきました。
数年後、彼のプロジェクトは見事に完成し、歴代のXBRLプロジェクトの中でも金字塔的な評価を受けながら、稼動を開始しました。私も、その彼に数歩遅れながらも、なんとか自分達のプロジェクトを成遂げることが出来ました。
途中何度も挫けそうになりました。その度に思い出したのは、彼の姿です。今も、そして何時までも彼に感謝しています。ありがとう、Jon! そして多くの仲間たち! この道を歩んできて、私は幸せです。そして、次にこのYellow Brick Roadを歩むのは、この文章を読んでいる、「あなた」です。 XBRLは単なる技術ではありません。改革者のネットワークです。一緒に歩いてみませんか? コンピュータのエスペラント語で世界を繋ぐ改革者の道を!

(匿名)

この度(2007年9月30日・10月1日の2日間)XBRIインターナショナルのボード・オブ・アドバイザー会議が、マレーシアの首都クアラルンプールで開催されました。マレーシアという国は、これまで私にとって印象の薄い国でした。
しかし、人口の80%が英語でコミュニケーションできることを知りました。そして、比較的安い物価、良質な労働力とIT関連企業誘致の国策が相俟って、21世紀型知識産業が隆盛しつつあることを目の当たりにしてきました。
私は、XBRLは現代におけるビジネス言語であり、ビジネスのグローバル化とともにその重要性はますます増して行くだろうと考えております。それを真価あらしめるものはIT企業・IT技術者の方々の力です。今回の会議では、日系IT企業の現地法人の方もオブザーバーとして招待参加されていました。しかし、残念ながら、そのような方々はまだまだ足りません。XBRLコンソーシアムにおける活動に参加することを通して正確な技術情報を得ることができますし、さらには技術標準の策定プロセスに参加することを通して国際的に貢献することができます。これからますますの発展を目指す貴社・貴方の参加をお勧めします。

(渡辺榮一 一般社団法人 XBRL Japan 顧問)

ご案内の通り、電子申告、EDINET、TD-NetとXBRLの利用は拡大しており、技術や制度の面からは定着しつつあるものと考えられます。 一方、実務の面から考えた場合、これまでのデータとどこが違うのか、利用のメリットはどのような点か、どのように利用を進めていくのか、といった課題についての検討はまだまだ部分的にしか行なわれていません。
これからは、XBRLを実際に使う方々にもっと参加していただいて、具体的な議論を展開していくことが重要です。
最先端の議論を知ることはビジネスの面でも役立つことは多いと思いますので、是非この機会に会員となることをご検討ください。

(一般社団法人 XBRL Japan 金融・データ利用委員長 柴田 誠)